キッズスペース完備 虫歯予防から矯正までていねいに治療します

お子さまにとって、歯医者に来ることが楽しくなるように。ゆっくり、嘘をつかずに叱らず褒めながら、お子さまとの信頼関係を築いていきます。

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お子さまを歯医者に連れて行くために、頭を悩ませている保護者さまはたくさんいらっしゃるでしょう。そしてそんな保護者さまは、まさかわが子が自分から「歯医者に行きたい!歯医者大好き」なんて言うはずがないと思っているのではないでしょうか。

確かに、初めから喜んで診察を受けに来てくれるお子さまはほとんどいません。しかし、お子さまと対等に接し、お互いの信頼関係を慌てずきちんと築いていくことで、笑顔で診察を受けられるようになるお子さまもたくさんいるのです。

事実当院には、幼い頃から10年以上通っていて、大人にさしかかる年頃になった今も自発的に定期検診を続けている患者さまがたくさんいます。虫歯が1本もないまま大人になる患者さまも珍しくありません。

お子さまの診療時のこだわりポイント

・ひどい虫歯などの緊急時以外は、まずは恐怖心を克服できるまでゆっくり時間をかける
・すぐに診察が受けられなくても叱らない
・頑張って来院できたことなど、小さいことでもどんどん褒める
・気持ちがほぐれるキッズスペースやご褒美など、楽しくなる時間も提供

来院できない方の歯の健康も、責任を持ってお守りします

ご自身での来院が難しくなった患者さまのお口のトラブルを訪問診療するのが「訪問歯科」です。口腔内ケアのみのご希望も、お気軽にお申し出ください。

来院できない方の歯の健康も、責任を持ってお守りします

患者さまのお口の健康をずっと守り続けたい。これが私たちスタッフ一同の何よりの願いです。そのため、患者さまが体調のご都合などで来院できない場合も変わらずサポートできる訪問診療の体制を整えています。

当院の「訪問診療」の考え方は「通院」と一緒です

●かなり辛そうな症状が出てきたから、やむなく訪問診察を依頼
●ただの検診だけで依頼するのは申し訳ない

このように「訪問診療=些細なことで頼むのは悪い」とご遠慮される患者さまがたくさんいらっしゃいます。しかしながら、どちらも誤りです。通院される患者さまと同じように「悪いから」ではなく「悪くしたくないから」の理念で訪問歯科に取り組んでいます。遠慮なくお問い合わせください。

これまで当院にかかったことのない患者さまの訪問診療も可能です。まずはお気軽にご相談ください。

体調を崩されたときこそ、お口のケアが大切です

体調を崩されたときこそ、お口のケアが大切です

体調不良をきっかけにお口のケアが行えなくなって、歯のトラブルを招いてしまうことは少なくありません。歯のトラブルが原因で食事がきちんととれず、ますます体調を崩してしまう...、などということにもなりかねません。

またご高齢の患者さまは、きちんと噛むことで、老化や誤嚥の防止につながることがあります。そのためのサポートもしっかり行ってまいります。

●こんなときに訪問診療をご利用ください
・歯が痛い、歯がグラグラするなどのお口のトラブル
・入れ歯が合わなくなった
・入れ歯のケアをしてもらいたい
・今までどおりの検診を続けていきたい
・口臭が気になる
・お口のクリーニングがしたい
・体が不自由で、うまく歯が磨けない
・寝たきりの患者さまのお口のケアの方法がわからない

治療が必要な場合ばかりでなく、衛生士によるお口の訪問ケアにも力を入れております。どんな小さなお悩みでも、まずはお問い合わせください。

来院ができない方はどなたでも受けられます

訪問診療は、寝たきりのご高齢の患者さまに行うイメージが強いと思います。しかし基本的には「来院が困難な状態」の患者さまであれば、年代を問わずお受けいただけます。ケガでしばらく来院ができないケースなども訪問可能です。お気軽にご相談ください。

ずっとお役に立てることが私たちの励みです

訪問歯科

お口の健康を大切にされている患者さまのために、望んでいただける限りずっとお役に立っていきたい。そんな一心で「訪問診療」を始めました。患者さまがたとえ体調を崩されても、お口の健康は私たちが守ることができるのです。

実際に当院にご連絡くださる患者さまや付き添いの方には、悩みに悩んでご連絡される方も多くいらっしゃいます。でも、そんな患者さまのご自宅へ伺って診療を行うと、みなさま「もっと早くお願いすれば良かった」と言ってくださいます。

患者さまに「すごく気持ち良くなったよ。ありがとう」、付き添いのご家族さまに「歯をどうやって磨いてあげたらいいのか困っていたので本当に助かった。」などのお言葉や笑顔をいただくと、ほかの何にもかえがたい嬉しさとやりがいを感じます。

最近は、摂食のリハビリ、嚥下機能の技術も学び始めました。これからも「訪問診療」をもっとより良いものとしていけるよう、全力で取り組んでまいります。

保険内で負担の少ない義歯製作、スマイルデンチャーも扱っています

負担の少ない保険診療でも、きちんとサイズが合い、噛み合わせも調整された入れ歯をおつくりしています。

保険内で負担の少ない義歯製作、スマイルデンチャーも扱っています

ひとくちに入れ歯(義歯)と言っても、さまざまな種類があります。まずは患者さまのお口の健康状態を診察し、必要に応じて治療やメンテナンスを行います。その上で、患者さまのライフスタイル、ご要望、ご予算などのご希望に合わせ、最適な入れ歯を選んでいきます。

一番ご希望が多いのは、費用的に負担が少なくすむ保険適用内の入れ歯です。保険診療をご希望の場合でも、ピッタリ合う、噛みやすい入れ歯をていねいにお作りいたします。

保険でお作りする入れ歯(レジン床)

保険義歯

レジン床義歯は保険適用が可能で、最も一般的な義歯です。しかし、プラスチックに似た合成樹脂性で厚みが出てしまうため、食べ物の温度伝導が鈍い、話しにくくなるなどの難点があります。

保険適用外の入れ歯(金属床)

金属義歯

義歯床が金属でできているので、保険適用内の入れ歯より、薄めに作って装着時のフィット感を出したり、話しやすくしたりすることが可能です。

もっと手軽にもっと快適に【スマイルデンチャー】

スマイルデンチャー

●入れ歯で見た目が変わってしまうのが辛い
●しゃべりやすい入れ歯なんてないよね
●インプラントは気になるけど手術が怖いし、高額すぎて手が出ない

そんな思いを抱えている患者さまに当院がおすすめしたいのが「スマイルデンチャー」です。スマイルデンチャーは、装着時の見た目や装着感が良く、保険適用外にはなりますが比較的費用が安価であるなど、魅力が満載です。

スマイルデンチャーの魅力

【ポイント1】薄くて軽いので、違和感が少なく付け心地が自然

【ポイント2】金属のバネを使わないので見た目が良い

【ポイント3】自費診療の入れ歯の中では比較的価格が手ごろ

【ポイント4】素材が柔らかくて、破損しにくい

【ポイント5】残っている自分の歯への負担が少ない

【ポイント6】口元の輪郭やしゃべり方がほとんど変わらない

ご興味のある患者さまは、お気軽にお問い合わせください。

審美歯科

健康な歯とともに、自信の持てる口元を手にしたい!そんな患者さまのサポートもていねいに行っています。

審美歯科

歯の健康を保つこととあわせて、もっと美しい口元になるためのサポートもいたします。

「奥歯の銀歯が見えてしまうのが恥ずかしい」
「歯の一部が欠けてしまったので、元どおりの状態に近付けたい」など

定期メンテナンスはきちんと行っているけれど、口元のコンプレックスが原因で自信が持てない、などのお悩みがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

患者さまの状況に合わせてご提案します

患者さまのお口の状態やお悩みの内容に合わせて、治療に使う材料の特性(メリット・デメリット)、費用、所要期間などをていねいにご説明いたします。

初診の患者さまの場合は、まずお口の中の状態をしっかり診察いたします。せっかく費用と時間をご負担いただいても、歯や歯ぐきの状態が悪いと審美治療が無駄になってしまうことから、まず疾病治療や経過観察をおすすめする場合もあります。

おもな審美歯科メニュー

オールセラミック

オールセラミック

被せ物・詰め物全体がセラミックで、見た目が自然な歯の色に最も近いのが特長。金属を使っていないので、アレルギーや、歯ぐきの変色・金属露出などの心配がありません。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミック

セラミックとレジンを混ぜ合わせた被せ物や詰め物です。オールセラミックより色調の自然さは出ませんが、柔らかくて、周囲の歯に優しい特長があります。

メタルボンド

メタルボンド

金属製の被せ物や詰め物の外側をセラミックで覆うので「金属の強度」「セラミックの白さ」という2つの良さを持ち合わせます。

ゴールド

ゴールド

18金なのでセラミックなどのような白さはありませんが、強度があり、安全性も高い素材です。特に奥歯においては、噛んだ時に重なる歯に対し、非常に良い固さなので、重なる歯へのダメージを最小限にすることができます。その点から、噛み合わせが重要な奥歯で使用される頻度が高い素材となります。

ホワイトニング

「きちんとケアしているのに、何となく歯が黄ばんでいる」などのお悩みを持ち、歯の白さにもしっかりこだわりたい患者さまにおすすめです。

ホワイトニング

真っ白い歯は、永遠の憧れです。当院では、3種類のホワイトニングメニューをご用意しています。それぞれの特長や欠点などをご説明の上、患者さまに一番合う方法をアドバイスさせていただきます。またホワイトニングも審美歯科同様に、まずはお口の中の診療を行ってからの開始となります。

●ホワイトニングとは
毎日のお手入れでは落としきれない黄ばみなどを歯科専用のホワイトニングジェルで分解・除去し、歯を白くする施術です。

オフィスホワイトニング(来院)

オフィスホワイトニング(来院)

短期間で歯を白くしたい方におすすめです。歯面をクリーニングしてから専用薬剤を塗り、光を照射して白くしていきます。

【利点】
・即効性がある
・短期間で効果が出る
・ご自身で行う手間はない

【欠点】
・短期間で行うので、色が定着しにくい
・1回では効果が出にくい

ホームホワイトニング(ご自宅)

ホームホワイトニング(ご自宅) お口の型を取ってつくられた専用マウスピースに薬剤を塗り、毎日装着します。4週間で白くしていきます。

【利点】
・自分のペースで行える
・時間をかける分、色の後戻りは少ない

【欠点】
・効果が出るまでに時間がかかる
・自分で行うので手間がかかる

パーフェクトホワイトニング(来院とご自宅)

ホームホワイトニング(ご自宅)

上記の「オフィス」と「ホーム」両方を併用する方法です。費用はかかりますが、それぞれの利点により、最良の効果を生み出せます。

【利点】
・3つの方法の中で一番効果が高く、定着も良い

【欠点】
・費用が高く、時間も手間もかかる

ホワイトニングについてよくあるご質問

Q:どれくらい白くなりますか?
A:白さには個人差が出ますが、オフィスホワイトニングでは、歯の色見本を基準に2~3段階白くなるのが一般的です(回数を重ねるとさらに白さと明るさが増すことが多いです)。ホームホワイトニングはご自身で行うものなので、さらに白さにばらつきが出ます。規程どおり4週間続けて、周りの人から白さの変化に気付かれる程度なのが一般的です。

Q:施術で痛みはありますか?
A:強い痛みはありませんが、知覚過敏などで、施術中にズキズキすることがあります。痛みは長く続きませんが、痛みが強いようなら、薬剤の濃度調整や施術期間調整で対処します。

Q:白さをより長く保つには?
A:コーヒー、タバコ、ワインほか、着色性の強い嗜好品や食品を避け、定期的なクリーニングを受けることが最も効果的です。半年に1回程度、追加のホワイトニングを受けることもおすすめです。

お子さまのご来院・ご通院のためのお願い

お子さまのご来院・ご通院のためのお願い

【その1】嘘をつかないでください
怖がるお子さまを来院させるために「お買いものに行こう」などとその場しのぎの嘘をつくことはしないでください。「嘘」からスタートしてしまうと、なかなか心を開いてくれなくなってしまいます。

どうしても説得しきれない場合、もし痛みなどがなく軽い状態でしたら「今日は見てもらうだけで何もしないよ」と言ってもかまいません。

【その2】約束を守ってあげましょう
「今日は何もしないから」と言ってご来院された場合は、到着時にその旨を必ずお知らせください。緊急処置が必要な場合を除き、お口を少しだけ診たり、歯みがきだけで終わらせたりします。きちんと約束を守れば「思ったより怖くなかった」と心に刻んでもらえる第一歩になることもあります。

【その3】たくさん褒めてあげましょう
泣いてしまっても「頑張って来院できたこと」をまず褒めてあげましょう。思ったより怖くなく、しかも行っただけで褒められれば、お子さまの自信につながります。「次は○○頑張ろうね」など1つ約束をして帰り、次にそれができたらまた褒めてあげましょう。

ご自宅に帰ってからも、ほかのご家族の方に頑張れたことを伝え、みんなで褒めてあげるのも効果的です。院内でもご自宅でもたくさんの人に褒められ、治療にも慣れてくれば、来院を心待ちするお子さまも出てきます。

【その4】焦らず気長に進めましょう
少しずつしか進まない治療で、虫歯が悪化しないか心配な保護者さまもいらっしゃるでしょう。しかし恐怖を克服し、楽しく治療を進めたお子さまのほうが、結果的に早く治療が終わることはよくあります。そうなれば、その後の虫歯予防診療も通いやすくなります。

歯医者が「怖い」と「嫌い」の違い

歯医者が「怖い」と「嫌い」の違い

前に述べたように「怖い」は、ゆっくり段階を踏んで慣れれば克服できることが多いのですが、中には「歯医者そのものが嫌い」でなかなか慣れてくれないお子さまがいます。「恐怖心」ではなく、何かされるのが嫌というケースです。

このタイプのお子さまで「泣いたら帰ることができる」と思いこんでしまっている場合には、無理やり治療に踏み切ることもあります。泣いても結局治療されたことで、最初から口をあけたほうが楽だったと気付き、嘘のように上手に治療を受けられるケースが意外と多いのです。

治療がスムーズにできるようになってきたら

治療がスムーズにできるようになってきたら

きちんと治療が進められるようになってきたら、お子さまに「歯はとっても大切なもの」ということをきちんと伝えます。そして「だからこそ大人になってもきちんとケアしていくべきもの」ということを伝えていきます。

小さいうちにきちんと納得して始めたことは、大人になっても継続できます。保護者さまもぜひ、ご自宅での歯みがきなど、歯を大切にする習慣をサポートしてあげてください。

一般歯科

大切な天然歯をガリガリ削って治療するのは、歯科医師の本意ではありません。だからこそ、そんな治療がいらない早め早めのケアが何より大切です。

一般歯科

「そろそろ歯医者に行かなきゃなぁ...わかってはいるんだけど...ついつい...」そんな言葉をよく耳にします。「痛い、怖い、忙しい」などが主な理由のようですが「放置すればするほど、嫌な治療が避けられなくなってしまう」のも、まぎれのない事実です。

残念ながら「歯」はがんばり屋です

●痛くなってからすぐ来たのに、なぜ手遅れなの?
●痛いって思うようになったのはついこの前なのにどうして?

患者さまからこう聞かれることがよくあります。ご存知のように、体は何か異常が起こると「痛み」の信号を送りますが、歯は元来我慢強く、そんなに簡単には信号を送ってこないのです。よって虫歯や歯周病など歯の疾患は、痛みが起こったときにはすでにかなり進行してしまっていることがほとんどなのです。

治療を行う際は、できるだけ痛みを軽減できるように麻酔を使用いたします。歯医者が苦手な方も、ぜひご来院ください。

初期から末期までの虫歯の症状

虫歯の症状は、初期段階の「CO」から歯が崩壊する「C4」までの5段階の症状に区分されます。初期であれば軽い処置ですみますので、自覚症状がなくても、定期的な歯の健康チェックをぜひ行ってください。

CO(シーオー:初期虫歯)

●CO(シーオー:初期虫歯)
虫食い・黒ずみがなくても、歯が溶け出し、虫歯が始まった状態です。

C1(エナメル質う触)

●C1(エナメル質う触)
歯の表面を覆うエナメル質を溶かし、小さな穴があきます。痛みはほぼありません。

C2(象牙質う触)

●C2(象牙質う触)
エナメル質の下の象牙質まで蝕まれ、甘いものや冷たいものがしみることがあります。

C3(神経まで達したう触)

●C3(神経まで達したう触)
象牙質の下の神経まで達し、激痛をともなうことがほとんどです。神経がだめになってしまうと、歯ぐきがひどく腫れたり、炎症による膿が出たりします。

C4(残根状態)

●C4(残根状態)
歯は崩壊し、歯根だけが残った状態です。

初期段階の虫歯なら、「経過観察&メンテナンス」の選択肢も!

スマイルファミリーのおすすめポイント

当院では、初期の小さい虫歯は、削らずに経過観察することをおすすめしています。なぜなら、その進行段階の虫歯はエナメル質内で進行が止まることが多いからです。しかし削ってしまった場合には、逆に再発リスクの可能性を高めてしまいます。

ただ「小さな虫歯=放置してよい」ということではありません。必ず3か月後に、経過観察のご来院が必要です。ほとんどのケースは、3か月ごとの経過観察と必要に応じてのメンテナンス(クリーニングなど)を続けるだけで、悪化することはありません。

患者さまごとのご都合に合った治療を提案

「3か月後の来院は難しい」「小さくても虫歯ならすぐ治したい」などのご都合やご希望もきちんと伺います。その場合には、削るデメリットをご理解いただいた上で、患者さまごとに最適な治療方法を提案いたします。

小児矯正

顎が未発達な時期に矯正(床矯正)を行っていただくことで、お子さまのお口の中にスペースをつくりだし、自然な歯並びを促します。

小児矯正

虫歯などの疾患予防と併せて、お子さまの歯並びを重視する保護者さまが増えています。当院では、成長期を利用して口腔内スペースを広げてあげる「床矯正」を取り入れています。お子さまの個性を残した自然な歯並びを、とお考えの場合に適した矯正です。

難症例やより美しい歯並びをご希望の場合は、歯列矯正を専門的に行っている医院をご紹介いたします。お気軽にお申し出ください。

床矯正とは

歯列矯正のように「きっちりきれいな歯並びにする」ことを目的にするのではなく、成長途中のあごの咬合誘導で口腔内スペースをつくり出し、自然な並び方で歯が生えてきやすくします。6~7歳から小学校高学年ぐらいまでのお子さまが対象となります。

歯周病

歯周病も虫歯と同様に、重症化するまで自覚症状がほとんど出ない病気です。重症化すると大切な歯を残すことが困難な状態となってしまうため、自覚症状がないときからの定期検診が重要です。予防によって発症を防ぐことができるのも、歯周病の特長のひとつです。

歯周病の進行具合と治療方法

歯周病の進行具合●軽度歯周病
軽度の場合、歯垢や歯石が歯と歯肉の間にたまることで細菌が繁殖し、歯肉に炎症が起こります。また、歯肉が腫れたり出血したりしますが、ブラッシングや歯のクリーニングで回復する状態です。

歯周病の進行具合●中等度歯周病
中等度になると、口臭や出血がひどく、歯石の付着も目立ちます。骨が後退し始め、歯周ポケットも深くなります。また、歯肉も炎症を起こしたり歯も動揺してきたりします。治療としては、歯肉溝の奥の歯石を除去します。歯肉溝に4mm以上の深さがある場合には、歯周外科をともなう処置も行います。

歯周病の進行具合●重度歯周病
歯肉が化膿して、真っ赤に腫れてしまった状態です。骨も壊されてしまうので、歯もグラグラ揺れてきます。歯周外科的処置が必要となりますが、場合によっては抜歯しなくてはなりません。

根管治療

歯も大切な体の一部です

根管治療

体の具合が悪いとき、適切な処置をせずに放置すれば悪化します。歯の疾患も同じで、放置すればするほど健康な状態に戻すことが困難となります。特に神経に達するまで悪化してしまった場合などは、根や歯肉の土台部分から修復する「根管治療」が必要です。

健康維持のための定期検診が当たり前の時代。歯も大切な体の一部として、定期的なチェックで健康を守りましょう。

根管治療とは

重度の虫歯などで神経の炎症を起こした場合には、神経除去と根管内洗浄を行う必要があります。それが根管治療です。

具体的には、虫歯を完全に除去し、さらに根管からだめになった神経を除去したあと、できてしまった空洞部分をていねいに洗浄し、薬を詰めて被せ物を装着します。虫歯菌がわずかでも残ると再発の可能性があるので、根管治療には精密な技術が必要です。

根管治療の流れ

【STEP1】虫歯部分を、器具を用いて取り除く
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【STEP2】治療しやすいよう神経のスペースに穴を開ける
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【STEP3】リーマーという専用の器具を使い、歯の根の感染部分を除去する
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【STEP4】菌が入らないように、炎症が起きている根管の先まで薬を詰めて封鎖する
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【STEP5】根管を治療した部分には、症例により詰め物・被せ物を取り付ける

まずは、お気軽にお口のお悩みをご相談ください。